2022年9月号
8月29日更新
3年ぶりに凛塾の合宿が開催されます! 一日だけ参加も出来ますので、是非ご参加下さい。 |
②9~10月の予定
★佐藤師範の巡回指導予定日(変更あり、確認してください)
9月23日(金・祝)、10月30日(日)
(第4日曜日ではありません、ご注意を~)
午前10時~12時、午後2時~5時
午前のみ・午後のみでもOK!
「凛道司」佐藤師範が小松原で指導されます。参加できる会員の方はぜひ!
◎参加費:一律500円(月会費とは別です)
他、予定が立てば決まり次第この項で掲示いたします
★<コラム>木下代師範」のつれづれ日誌
最近の小松原道場は......
●練功会の様子
2020年に起きたコロナ騒動から早くも2年、
一時は練功会中止の時期もありましたが、日曜日は通常通り朝から練功会をしています。
ただ、平日の練功会は週1日の木曜日のままで、少人数で細々とやっています。
また、年に2〜3回は道場で宴会を開いていましたが、それもありません。
以前のように戻るのにどれぐらい時間がかかるのだろうか...、と思います。
木曜日の練功会では主に、一般的に言うラジオ体操の代わりのような動作を始めに行っています。
・日常功
・動物の動き(鳥・蛇・カエル・孔雀・熊・龍)
・特に下半身をよくほぐしたり、鍛える動作
・骨盤体操3セット
・その他の気の流れをよくする動作
上記の動作を行ったのちに、空手の型の練習を行っています。
日曜日の練功会は物部先生、月に1回は佐藤先生による指導があります。
日曜日の練功会の様子
●小松原道場のミニ農園だより
今年の夏は、オクラがよく育った
道場敷地内で収穫したミョウガ
入江先生、元気に畑作業
★塾生レポート(加藤・記)
Vol.16 秋ご先祖様をお迎えし、お送りしたお盆、その八月に京都市にある、東伏見宮家の別邸料理旅館 吉田山荘(※1)に訪れました。
外では風にあたると涼しく、ヒグラシが秋の訪れを知らせるかのように鳴いておりました。旧暦で言えば、今は秋なのですね。吉田山荘の本館に入ると、床の間にある軸と花に目を奪われました。
普段は花を見ても何の花かをわからず、季節は気温の肌感覚でしか感じておりませんでした。
そんな中、吉田山荘の大女将に活けられた花についてご教授頂きました。
ただ、その場で教え頂いたのにも関わらず、私は馴染みのない花に対して理解が乏しく、メモを参考にし、再度調べました。
写真ではわかり難いですが、紫色の花がワレモコウ(吾亦紅)、細長い葉がヤハズススキ(矢筈薄)、青い花がリンドウ(竜胆)、
赤っぽい実がキイチゴ(木苺)、黄色の花がキンミズヒキ(金水引)になります。
さらに教えて頂いたのは、ススキ(薄)は秋の七草の一つであることです。
他にはハギ(萩)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、キキョウ(桔梗)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)になります。
秋の七草は「万葉集」の山上憶良の和歌にも出てきます。(※2)
秋の野に 咲たる花を 指折りかき 数ふれば 七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな)瞿麦(なでしこ)の花姫部志(をみなえし) また藤袴(ふぢはかま)朝貌(あさがほ)の花
尾花はススキを指すとも言われています。
春の七草(いわゆる、一月の七草粥に用いられる草花)もあり、秋の七草があることを恥ずかしながら初めて知りました。
歴史を紡ぎ、季節を感じる情緒あふれる感性こそ、日本精神ではないかと感じました。
ただ、今はその花を見ても、和歌を詠んでも、何もわからず、いずれは秋を感じられる情緒ある人物になれるように研鑽しております。合理的な社会になっても、視覚、聴覚、肌感覚、嗅覚、味覚で季節を感じ、情緒豊かになっていきたいと思います。
※1 吉田山荘 https://www.yoshidasanso.com/
※2 短歌のこと https://tankanokoto.com/2019/10/aki-nanakusa.html
★練功会便り 「西京極練功会」編 (小嶋・記)
西京極練功会が7月初めの奈良練功会に参加。
コロナ騒動以来、奈良へはご無沙汰
(残念ながらこの後、全国で記録的に感染拡大しており、またしばらく行けそうにないです)。
3年ぶりに会場に入ってまず驚いたのは、会員が増えていたこと。
我々西京極練功会のメンバーが加わると13人になり、賑やかに行われました。
西口主席師範(左奥)と衛藤塾長(右奥)指導のグループ |
佐藤師範(真ん中)指導のグループ |
西口先生から‟三戦”の最初の突き三本までを細かくご指導いただき、
次に松尾さんと阿曽さんも同行していたので、衛藤塾長から‟肘当六当”‟平安二段”を指導していただきました。
練功後に全員で集合写真
奈良練功後、一層練功に励む阿曽さん(右)
●凛道実技紹介<第37回>
<坐臥功(ざがこう) その1>
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★「あおさんブラブラ歩(ある)記」19回目・日帰り山ブラ編①(小嶋・記)
◎山ブラ(登山)編 【御在所岳(ございしょだけ)】
毎回登山を企画してくれる柔道整復学校時代の同期から、三重と滋賀の境「鈴鹿セブンマウンテン」
(鈴鹿山脈に連なる7つの山→藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ケ岳、雨乞岳、鎌ケ岳、入道ケ岳、御在所岳)
を順次に登る構想を聞き、順に登っていった中から、今回は御在所岳をレポート。
登山口です |
道中は岩が多い |
岩の形もいろいろ |
御在所岳は、鈴鹿国定公園内の1212mある日本二百名山であり、関西百名山でもある山。
古くは山岳信仰の山で、地質は花崗岩。ロープウェイも通っており、
乗り場には湯の山温泉があるので、大型連休のときは多くの登山者と観光客でかなり賑わいます。
登山ルートは7本… ①初心者向け➡武平峠ルート。
②中級者向け➡表登山道、一ノ谷新道、国見岳ルート。
③面白味があるルート➡中登山道。
④上級者向け➡本谷ルート。
⑤ロッククライム・ロード!?➡裏登山道。
…など。岩場が多く鎖場もあるという、ちょっとしたクライミング気分が味わえます。
大型連休で登山者多数 |
なかなかな傾斜の鎖場 |
鎖だけが頼りで下っていく |
道中には自然が醸し出す岩の芸術? が点在しており、
5合目を過ぎたあたりに「キャレット」なる岩場や傾斜のきつい鎖場があります。
頂上は山下公園にあり、人がごった返してます。
山下公園から西に2分ほど進むと望湖台があり、ここも景色がいい撮影スポット。
帰りは急勾配な木の梯子などあって、なかなか楽しめます。
あばれ岩。崩れず持ち堪えてる |
山上は絶景 |
頂上西側の望湖台 |
コースは中登山道を行く。
この時期は、数人から数十人の若い男女グループや家族連れが多く、どうしても岩場や鎖場付近は渋滞気味。
駐車場から登りはじめて2時間強で頂上に着いたものの、この時は頂上で休憩していたら突然の強風と豪雨が…。
最悪のコンディションながら、幸い下山は密林のような木々が風雨を防いでくれたので、それほど濡れず助かりました。
感想は「まあまあ面白かった」。
頂上の三角点で |
帰路に木の梯子。傾斜も急だ |
一回目は風雨をしのぎ無事下山 |
2回目の登山は平成27年10月。
晴天に恵まれて絶景でしたが、劔岳や雨が降る中の甲斐駒ヶ岳や白馬を経た後だったので
「あれ、こんなもんだったかな」という感じ。
ただ、これもハードなコースをとれば感想が変わると思います。
日帰りでなかなかの登山を考えておられるなら、是非一度登ってみて下さい。
<次回予告>
*会員レポート
*凛道実技紹介(坐臥功・2回目)
*「あおさんブラブラ歩(ある)記」(第20回)日帰り山ブラ編②
・・・変更の可能性あり・・・
★次回更新は2022年11月1日の予定です★