京都の会便り

2024年1月号
1月2日更新


本年も宜しくお願いいたします!

令和6年 凛道京都の会 一同

★凛道京都の会は本年度も、昨年に続き同じスタッフで運営されます

顧問相談役
入江師範

指導部門
入江師範、物部師範、小西代師範、木下代師範  

運営部門
京都の会会長・小嶋参段、会計・木下代師範


入江師範

物部師範

木下代師範

小西代師範

小嶋参段

①各練功会の練功状況 
 
各練功会とも、新型コロナ等感染症の動向と状勢を見ながらの練功になります。

◎小松原練功会・・・ 各自間隔を取って、形練習と体操などを行なっています。

◎西京極練功会・・・ 現在は練功時に換気の励行を行ない、マスクの着用を任意にしています。
入室時の手指消毒、検温は継続します。体調の悪い方のの参加は厳禁!
「練功は1月4日(木)より再開します」  




②1~2月の予定

佐藤師範の次回巡回指導予定日・1月28日(日)、2月25日(日)
午前は10時~12時、午後は2時~5時です
「凛道司」佐藤師範が小松原で指導されます。参加できる会員の方はぜひ!
 参加費・一律500円。

1月28日(日)は午前の練功後、新年会の予定です!
参加費1500円。500円以上の差し入れ持参されると1000円です。
オンライン参加も可。

<他に何か予定が立てば決まり次第、この項で掲示いたします>


★令和5年、凛道奈良の会練功収め(小嶋・記)

12月17日(日)の凍てつく寒さの中、凛道奈良の会の練功収めに参加しました。
奈良の会は永きにわたり飛鳥公民館を練功会場にしていましたが、
昨年1月より若草公民館に移転しており、今回初めて若草公民館の練功に参加しました。

練功会場の床は板の間で、飛鳥公民館の時より一回り狭い感じですが、
あくまで個人的な感想としてこちらの方が雰囲気がいいかなと思いました。
会員の皆さんは変わらず熱心で、新たに女性会員の方が2名参加されていました。
益々の盛況をお祈りいたします。

 

 

 

<コラム>木下代師範のつれづれ日誌




★塾生レポート(加藤・記)

Vol.24 100km歩破

 明けましておめでとうございます。この記事を書いているのはまだ明けていない12月の下旬です。
この冬は暖冬のようで過ごしやすいですね。

さて、令和5年に年間平均1万歩以上歩く目標を掲げました。
何故なら毎年参加している100kmウォーキングの大会で歩破(完歩)する事と健康のためです。
歩くことって一番身近な運動で手間もお金もかからない健康法ですよね。
ちなみにウォーキングは心臓の健康を増進して、定期的なウォーキングは心臓病、脳卒中、
高血圧などの心臓疾患の予防や役立つと言われています。

歩くと言いながら走りもしましたが、結果、令和5年の平均は約1.5万歩でした。
距離にすればおおよそ10km歩いた感じです。達成感あって楽しかったです。
歩くことが習慣化されるとちょっとの距離でも歩こうと思えるので、色々な風景を楽しむことができたり、
美味しそうな店を発見できたりと精神的にも健康にしてくれます。

  

それでは1日で(24時間)でどれくらい歩くことができるかご存知でしょうか。
個人差がありますが、私の場合、12分で1km、約1500歩です。
1
時間で5km 7500歩、24時間で120km 約18万歩です。
そうは言っても、100km休憩なしでは歩けないのでもっと少ないです。

実際の100kmウォーキングの大会はと言いますと、休憩いれて約24時間で15万歩でした☆
無事に仲間と100km歩破できて良かったです。さすがに24時間100km歩破は疲れました。
そのおかげかぐっすり寝ることができました。少し筋肉痛になりましたが、健康的な身体を維持できていると実感しました。

今年も歩くことを続けて100km歩破を目指します☆
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

●凛道実技紹介<第43回>

  
<羅天(らてん) 第3回>  (佐藤師範・監修)


【蓄勁分相(ちっけいぶんそう)】

両手が[気海]の前で合わさった状態から、息を吸いながら両手が巴を描くように離れていき、
そのあと両手で大きな円を描いてから、身体の前に直径が身幅程のイメージのボールを両腕でつくります。
ここまでが<蓄勁>で、<蓄勁>の形に収まったとき、右腕が上で左腕が下となっています。
また、足の動きは<蓄勁>に入るとき、右足を[外踵(がいしょう)→踵へ外に動かす]してから、
左足は左腕と共に動いて右足寄ってきて脱力し、左足の指先の地面に触れ、
左足の踵は浮いている状態になります。

    

    

次に(ここからが<分相>)左足は少し円を描くようにして出ていき、
踵から地面に着いて息を吐きながら、右腕は下、左腕は上に動かしていきながら、
左足が前の前屈立ちとなります。このとき落とした右手は、身体の正中線の[気海]の前辺りに手の平を地面に向けてあり、
左腕は平仮名の「く」の字の形で、左手の指先が左肩より少し高い位置のところで収まっています。(ここまでが<分相>)

続いて息を吸いながら、左足を内指(ないし:指を内へ動かす)し、
右腕は自分から見て時計回りに円を描いていきます。
足の立ち方は左足が内指するので内八字立ちとなり、そこから右足が右腕と共に動いて、
左足が寄ってきて左肘が上に上がり、1回目の<蓄勁>と左右逆の<蓄勁>になります。
そこからは右足が少し円を描くようにして出ていき、
1回目の<分相>と左右逆の動きをして、右足が前の前屈立ちとなります。

【蓄勁 の分解】

①1本の突きに対して

相手の右拳の中段突きに対して、右足を後ろへ引いてレの字立ちとなり、
右腕が上で左腕が下のボールを身体の前につくり、左の二の腕で受けます。
このときボールの上側を形作る右腕は「形」とは少し違って、右手の平を相手の方へ向けるようにします。
そして右手を下ろしながら、この右手で相手の右腕を落とし、左で裏打ちを行います。

   


②2本の突きに対して 

相手の右拳を①と同様にして受けたら、相手の2本目の左拳を右手で下ろして受けながら、左で裏打ちを行います。
このとき、相手の2本目の左拳を右手で下ろして受ける方法以外に、
相手の左拳に乗りながら裏打ちをする方法もあります。
この「左拳に乗る」とは、例えば鉄棒の技で「蹴上がり」という動きがありますが、
まさしく蹴りの勢いで鉄棒の上に体が軽く乗り、鉄棒は動かさずに自分の身体が浮き上がる、そんなイメージです。

   

【分相の分解】

◎相手の1本の突きに対して

相手の右拳を<蓄勁>で受けたら、相手の右腕に添って転がるように相手に入っていき、
自分の背中を相手の懐に密着させます(相手に対して背中を見せるようにする)。
同時に左足を相手の方へ出していき、自分の重心から動いていき、
そして上体のねじれを解放していき、相手を倒します。

    



【浪掌(ろうしょう)】

2回目の<蓄勁分相>が終わったところから、
息を吸いながら右足が[内指]し、右腕は上段に上がってきて横打ちの形となり、
右肘が自分の身体の正中線まできたら前腕は下がります(ただし、右肘の高さは変えない)。
同時に左手は自分から見て時計回りに円を描いて上がっていき、右手の高さ辺りまで左肘が上がります。
(このとき足は<内八字立ち>となっていき両手共に手の平は「天」に向いていて、
両腕の上に大きなボールがあるようにイメージします)。

 

 続いて息を吸いながら左腕が上段の横打ちに入ってきて、
右手は自分から見て反時計回りに楕円を描くように動いていき、左足は右足に寄っていきます
(このときも両手共に手の平は「天」を向いていて、両腕の上に大きなボールがあるようにイメージします)。
そして、両腕の上の大きなボールが収縮し、両手共に手の平は「地」に向いて、
直径が身幅程のボールを上段に抱えた形となります
(このとき左腕は、肘が少し前へ出て<輪受け>となっていきます)。

 

 次に左足を真っ直ぐに出し、踵から地面に着いて息を吐きながら左足が前の前屈立ちになっていき、
上体のねじれを開放して収まったら、右手の人差し指は動かさないようにして右手の平を前に押し出してやります
(ここでもう一度吐きます。ここまでで1回目の<浪掌>は終わり)。

  

 続いて息を吐きながら左足を[内指]し、左腕は上段に上がってきて横打ちの形となり、
左肘が自分の身体の正中線まできたら前腕は下がります(ただし、左肘の高さは変わらない)。
同時に右手は自分から見て反時計回りに楕円を描いて、一度少し下りてから上がっていき、
左手の高さ辺りまで右肘が上がります(このとき足は<内八字立ち>となっていきます。
また、両手共に手の平は「天」に向いていて、両腕の上に大きなボールがあるようにイメージします)。 

  

 あとは1回目の<浪掌>とは左右逆に動いて、右足が前の<前屈立ち>となって、
右腕は<輪受け>となり、左前の<前屈立ち>となって右腕は<輪受け>となり、
左手の平を押し出した形となって収まります。

   




【浪掌の分解】

 ①1本の突きに対して

相手の右拳の中段直突きに対して、左腕が前の<浪掌>の動きを行い、
左腕で<輪受け>を行いながら右手で攻撃します
(このとき左足を前に出して、自らの重心で相手を崩していきます)。

  



②2本の突きに対して

相手の右拳の直突きに対して、右足を引いて<レの字立ち>となり、左腕の横打ちで受けたら、
相手の2本目の中段直突きを左腕で<輪受け>を行いながら右手で攻撃します。
(このとき左足を前に出して、自らの重心で相手を崩していきます)

   



<次回も「羅天」を予定しています>






<次号予定>

*会員レポート
*凛道実技紹介(羅天・第四回)
*「あおさんブラブラ歩(ある)記」(第24回)日帰り山ブラ編⑥(休止の可能性有り)

★次回の更新は2024年3月1日の予定です★

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