京都の会便り

2023年5月号
5月1日更新


①京都の会 各練功会の練功状況  

※各練功会とも、コロナ感染状況を見ながらの練功活動になります。

◎小松原練功会・・・ 各自間隔を取って、形練習と体操などを行なっています。
◎西京極練功会・・・ 5月8日以降は当面の間、政府のガイドライン変更に合わせ、
練功時に換気の励行をした上でマスク着用を任意にします。
入室時の手指消毒は継続します。



②京都の会 5~6月の予定
*佐藤師範の次回巡回指導予定日 5月 28日(日)、6月25日(日)の予定です。
基本第4日曜日ですが、変更があればお知らせします。
午前は10時~12時、午後は2時~5時です

「凛道司」佐藤師範が小松原で指導されます。参加できる会員の方はぜひ!
◎参加費 ・ 一律500円

<この他、何か予定が立てば決まり次第、この項で掲示します>

  


<コラム>木下代師範のつれづれ日誌

この頃、昼間は暑く感じる日も増えてきたけれど、晩は冷えるため、いまだに暖房器具を使用しています。
真冬よりかは過ごしやすくなっていますが・・・

「アーシング」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
今回は、少しアーシングに触れていきたいと思います。

1 アーシングとは
裸足で地面に立ち、大地のエネルギーと繋がり地球の氣をもらう。
それにより自身の不調な部分を正常に戻そうとする働きが生まれる、身体に溜まっている静電気が解消されるなど、
沢山のメリットがあるのだそうです。詳しくは、

~引用~
不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実! 
単行本https://amzn.asia/d/8zdgX7c
こちらの本を読んでみるのがおススメです。


2 練功にも取り入れる
凛塾の合宿は、毎年9月に奈良の千光寺で一泊2日のスケジュールで開催しています。
近年は、こちらの時間が取れず参加できていませんが、この合宿では、氣が良い
自然に囲まれた中で裸足になって練功する点がとても良い。練功後、身体が程よく軽くなっていました。

そういえば、毎週の京都の練功会では、地面の上ではやっていないな・・・
普段にも取り入ればいいのにと。


3 道場の庭でやってみる
そこで試しに、アーシングできる部分を作り、
30分だけ地面の上に立ち、殆ど動かない立禅や日常功や空手の型の貴妃功をやってみました。
アーシングをした後、道場の室内に戻ると、板の間で練功していた時よりずっと足がポカポカしていたことに気付きました。
千光寺の合宿へ行っていた時は、アーシングという言葉を知らなかったのもあり、正直そこまで注視して観察していませんでした。

どんどんアーシングを取り入れてやってみると、全身の血の巡りが更に良くなると思い、
あまりお金をかけないで自宅室内でパソコンに向っている時にもアーシングに近いことができたらと、
アーシングポットを作ってみることにしました。


4 室内でもできそうな簡易アーシングを試してみる
検索してみると、アーシンググッズが色々あるみたいですが、買う資金が捻出できないので、
代わりに両足が入るたらいに土を入れてその上に草を敷き詰め、その上に足を乗せてみました。



まだ1日目なので、どうかはわかりません。
アーシングされているかの測定器があればより実感できるのかもしれませんが、
乗せている間は、足がポカポカしているのは感じてたので、全く効果がゼロというわけではないのかな・・・と。
庭の土を入れようとしたら大量のアリ達が居たので、断念。
代わりに、堆肥ポットで作った土を別に残していたので、その土を利用。その上に草を敷き詰めました。
ヨモギも生えているので、ヨモギでもよかったかもしれません。

まだまだ改善の余地はありそうです。


5 まとめ
アーシングをすることで、身体が調整されたり、体内に溜まった静電気が抜けていったり、
大地のエネルギーを足裏から取り込むことができる。
そして大地と繋がっている感覚も得られるためか、心に安心感が生まれたりもする。

道場の庭や自宅の庭の一部分でアーシングしてみることも続けてできたらなと思っています。

地球の上に立って、地球と繋がる感覚を磨くことも大切なことだと、再確認した次第です。
土から離れた生活を見直してみようと思った方は、できる範囲でやってみることをおススメします。

 

★塾生レポート(加藤・記)

Vol.20 先生方と大阪大正区平尾にぶらり散歩

 風が吹くと青もみじが揺れ、心地よい音が響き、新緑が美しい季節になりましたね。
葉桜の4月、凛塾の先生方と大阪市大正区平尾にある「リトル沖縄」をぶらり、散歩してきました。

 明治ごろから大正にかけて沖縄が深刻な不況に陥り、一方で大阪の紡績業などが盛んになりました。
その時、沖縄県民が大阪に出稼ぎして、今のリトル沖縄があるらしいです。

 K先生の案内のもと、お土産ショップや関西沖縄文庫(沖縄物産販売かじまや)、沖縄料理店などに行きました。
ただ、コロナのせいかシャッター街になっており、宝探し感覚で一軒の沖縄料理店を見つけました。
その嬉しさのあまり、先生方と「オリオンビール」で一献傾けました




おつまみの中で眼を惹いたのが「スクガラス」です。
「スク」とは沖縄でアイゴの稚魚、「カラス」は塩漬けのことを指しますので、「スクガラス」はスクの塩漬けになります。
スクガラスがしっかりとした豆腐の上に乗っており、酒の肴にピッタリでした。



そして、主食は「沖縄そば」です。あっさりとしており、豚肉もガッツリと食べられ、
紅ショウガの塩気と酸味が効き、オリオンビールにも合って、とても美味しかったです。


今回の一番の学びは、一緒に歩いて、モリモリ食べて、
around80とは思えないほど元気で、スマホを使いこなすI先生です☆しかも、語学堪能♪♪


I先生のように年を重ねたいと思いました☆

             

★4月9日(日)「ブラブラ散策企画」第一弾(小嶋・記)

 凛道京都の会・ブラブラ散策という企画を立てて希望者を募り、
入江先生、佐藤先生、加藤君、阿曽さん(西京極練功会)、私・小嶋の5人が午前9時に梅田へ集合しました。

 まず午前は佐藤先生の先導で、私の希望で是非一度行きたかった所へ訪問。
その後、梅田に戻り環状線で大正駅へ向かい、午後は「リトル沖縄」を散策に行ってきました。
朝方は少々肌寒かったのですが、正午頃には汗ばむ晴天の中をブラブラと行脚しました。

  

 まずは大正駅周辺から散策をはじめ、大正通りを挟み西側の商店街を立ち寄りながら再び大正通りへ戻り南下。
大正区リトル沖縄は私自身、今回4回目で存在は知っていたのですが、
一度も訪れてなかった千島の「日本一低い山(!? 33m)」昭和山に登り、
頂上で浮島とそれをつなぐ数本の橋からなる「ザ・大正区」絶景のパノラマを展望しました。
晴天に恵まれたので見晴らしが良かったです。

 

  
さらに徒歩で南下を続け、沖縄の情報発信基地「関西沖縄文庫」に立ち寄り、
各自飲み物や書籍等を買った後、沖縄料理の店を探しながら一路、平尾商店街方面へ。

 

数年ぶりに訪れた平尾商店街は、コロナ化の傷跡か以前より閑散としたように感じました。
平尾商店街近くの「沖縄料理いっちゃん」で皆さんと共に、沖縄そばや各種のチャンブルなどに舌鼓を打ち、
帰りに商店街で各自お土産を購入して、夕刻にはそれぞれ帰路に就きました。

晴天に恵まれ、快適なブラブラ散策が楽しめました。

  


今後のブラブラ散策に行ってみたい所などの意見もあり、また折を見て計画します。
凛塾の会員(京都の会に限らず)の皆さんや親族・ご友人の方で、
①私達の趣旨に賛同でき、②ご都合の合う方 は、ご自由に参加できます。
どうぞ宜しくお願いします。

 …大正区リトル沖縄は、当ホームページ2020年5月号「あおさんブラブラ歩(ある)記」にも
プチレポートが出ていますので、よろしければご覧下さい。…

 


 ●凛道実技紹介<第41回>

  
<三戦(サンチン) その3>

【円、円相】
両腕で横受けになった状態から、
右腕・左腕の順で手の平を下へ向けて落とし(腕の形(かたち)は変わらないで)、
<輪受け(わうけ)>になります。(←ここまでが「円」)

  

続いて、両手とも人差し指から握りながら、
息を吸って(肘を落として)[みぞおち]辺りまで引いてきてから、
息を吐いて<輪受け>の形(かたち)に戻ります。(←「円相」)

 


***[みぞおち]のことを[心下(しんか)]とも云います。
当時、奈良の春日大社の大宮拝殿前には「言霊(ことだま)」という紙が置かれていました。
そのうちの一枚に『心下痞塞(しんかひそく)すれば百慮皆錯(ひゃくりょみなあや)まる』
と記されているのを、廣川先生が紹介して下さいました。
(この言葉は江戸時代の儒官である佐藤一斎の語録集「言志録」に載っているとのこと)
 
 解説欄には『心下とは漢方でみぞおちのことを指し、心の奥底とも考えられます。
この心が行きづまりふさがっていては、
どんな思慮をめぐらせても、良い結果は得られないでしょう』と記されています。***


 廣川先生は、実際の姿勢も同様に[心下]を堂々とさせることが大事であると説かれ、
落ち込んだときには何回となく口に出して元気を出す(「言霊」だから力がある)ことと仰っておられました。


円相の分解】

①相手の襟に人差し指が引っかかったら、人差し指から順に握って肘を落として引っぱってきます。
そして、自分の方へ引き寄せてきたら、相手が踏ん張っている方向とは逆へ突き放してやります。

 分解1   

 
②相手が突いてきたときに円相で受けます(<輪受け>ともいいます)。

分解2 



【鎮撫(ちんぶ)】 

3回<円相>をおこなったら、息を吸いながら右肘を落として右手の平を上に向けていき
(このとき、右手の位置は下へ落とさないよう気を付けます)、
同時に左手は自分の身体の正面で、自分から見て反時計回りに円を描いていき
(このとき一瞬、両手の[労宮]
が向き会います『会宮』)、ボールをイメージします。
次に右手を前に出していき(このとき一瞬、左手の労宮が右手の方に相対します『対宮』)
左手は手の平を下にして右肘の下へもっていきます。
そして、右手を腰に引いていきながら
(このとき一瞬、両手の労宮が背中合わせになります『背宮』)、
右足を後ろに引いて左足が前の<三戦立ち>となります。
(<三戦立ち>から<三戦立ち>になるのに後ろに下がっていくときは、
まず後ろに引いていく足が動き、あとで前の足が『内指』します。
前へ行くときは逆になるので注意)

<三戦立ち>となったときには左手が前で右手を腰に引いた「構え」になっています。
ここまで『抱丹』)


【抱丹の分解】

相手の右拳の直突きに対して、
左手でボールをイメージして内に受けながら右手で相手に攻撃を加えておき、
先に受けた左手で相手を押さえていって(相手の重心をうしろへやっておいて)、
右手は左手の内側を通って<円相>となり、相手の次の拳(左)を押さえます。

   

上記の相手の右拳直突きを、左のボールで受けた後はいくつかのバリエーションが考えられます。
(上記一番右の写真からのバリエーションです)



A・相手の頭を押さえて、右足を掛けて相手を転ばせる。
  


B・相手の左手の逆をとり自分の方へ引いてきて、足できめてしまう。
  


C・相手の左手の逆をとり、自分の右足をもっていき相手にまたがって、
自分が倒れて
相手の左腕を固める。
   


 

・・・などです。


また、相手の一本目の右拳直突きを、左手で受けたあとすぐに右手で切っていき、
相手の後ろに入ってもよいと廣川先生は仰っておられました(相手から遠く、自分からは近い)。 





<次回「三戦」最終回を予定しています>




<次号予定>

*会員レポート
*凛道実技紹介(三戦・最終回)
*「あおさんブラブラ歩(ある)記」(第22回)日帰り山ブラ編④

★次回の更新は2023年7月1日の予定です★

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