京都の会だより

2022年5月号
5月1日更新
5月5日追記

①各練功会の練功状況
  
★各練功会とも、コロナ感染状況を見ながらの練功活動になります。

◎小松原練功会・・・ 各自間隔を取るなど対策しつつ通常のスケジュールで行なっています。

◎西京極練功会・・・ 現在、西京極練功会では 
1,練功の際は入室時に手指の消毒、検温の実施(37.5℃以上の人は参加不可)。
2,練功スペースの密を避ける。

…以上の措置をとっている関係で、新規入会はしばらく見合わせてます。
(入会希望者が複数人集まりましたら、今後の展開を考えます)。
感染の拡大により練功を休止する事があります。



②5~6月の予定

★佐藤師範の巡回指導

5月22日(日)、29日(日)

6月26日(日)

午前10時~12時、午後2時~5時
午前のみ・午後のみでもOK

 「凛道司」佐藤師範が小松原で指導されます。参加できる会員の方はぜひ!
◎参加費:一律500円(月会費とは別です)


他、何か予定が立てば決まり次第この項で掲示いたします


 

<コラム>木下代師範」のつれづれ日誌

『たわいもない雑談と思い出』

雷がなる中、2000年8月8日に葬儀が行われてから今年で22年目も経っているとは、時の流れは早い。。。改めてびっくりするところです。

廣川先生は、それぞれの思いを伝えていましたが、

私が一番耳にしたのは、「将来、経済的に大変にもなり、お金で健康が買えない時代がくる、そんな時に武術がメインではなく、
体のために良い気功を取り入れた動きを多くの人が実践できるような、そんな凛道を」という話を度々聞いていました。

また、若い学生に対しては、
「駅と駅は教えるから間を研究し、その時代の中で良いものがあるなら取り入れて空手の枠を超えた文化的に価値が高くて、老若男女ができるものへと繋げていってほしい」

心身育成にも良いと思った上に、そんな先生の未来を思う熱い純粋な思いに心を動かされたのもあり、細々ながらも続けている状態です。

心と体は繋がっている、体を動かすことが心身に与える影響がどれだけあるのかということを真剣に向き合って考えるきっかけになったのも、
私の場合は、大学の部活動にあった「凛道空手」がきっかけでした。

練功中に学んだことはたくさんありました。

例えば、内観力を磨け、丹田を意識する、腰が強くなれば決断力も上がる、呼吸と共に体を動かす、力まない、
相手と衝突しないように組手を練習する=そのまま人間関係上で衝突しないような鍛錬にもなる、
など知らないことだらけでした。すぐに出来るというわけでもなかったけれど、充実感がありました。

学校の体育の授業にあればどんなにいいかと思うような内容で、

「こんな体育だったなら、私は小中高校の体育の授業は苦手ではなく好きになっていたかもなあ」、
「学校教育の体育が悪いとか否定しているわけではないです、プラスアルファあればより色々と良かったのかも・・・ 」
等々、時々妄想をしていました。

勝ち負けや競うことも大事な教育ですが、勝ち負けや競うことの他の哲学というか身体論も同時並行しながら学んだり気づくことは大事だなとも、やはり思うのでした。





★塾生レポート(加藤・記)
Vol.14 正の波動

卯月の中頃、八重桜も葉桜になり、散り始めた風景をみて、春を染み染み感じました。

ひさかたの

光のどけき

春の日に

静心(しづごころ)なく

花の散るらむ

 この和歌は小倉百人一首、紀友則の和歌です。
紀友則は散りゆく桜をみながらこの和歌を詠んでいたのでしょうか。
そう思って桜をみると、時代を超えて、我々は紀友則と同じような風景をみているのかもしれません。

人生も桜のように美しく咲き、散っても美しくありたいものです。しかし、もし、散りゆくことを宣告されたら、残りの人生をどうしますでしょうか。
大事な人と過ごしますか?そもそも、大事な人って誰だろう?頭でわかっていても、肚におちてないのでは。

人と過ごすより、やりたいことやる!でも、やりたいことって何だろう。
いやいや、美しく生きるんだ!でも、人生の美しさって何?
余命宣告をうけて、闘病生活を繰り返して、病に打ち克った方の話を聞き色々と考えさせられ、グッと心に来ました。
そして、話していると和やかになり、ポジティブになるこの方の「気」に「正の波動」を感じました。

散る桜

残る桜も

散る桜

 良寛禅師の和歌ですが、どんな綺麗なものでも散るのです。それは皆が知っていることです。
それならば、散ることを嘆くのか、または、散るまでにいかに綺麗に咲いて見せるのか。
頭でわかるのと身体で実践するのは全く別物です。

後者を意識し「今の生を充実することを大事にする」、そして、「正の波動」を身につけたいと思います。

桜が散り始める頃と同時期に、新緑のもみじは鮮やかに綺麗に葉をなびかせ、新年度から新たなものが生まれていくのだなと感じます。
さて、自分は何を残せるか。人生を楽しんでいきましょう♪♪


それにしても、季節と和歌は日本の情緒あふれる文化、風習ですね。




●凛道実技紹介<第35回>

  
<平安二段(「へいあんにだん」または「ピンアンにだん」) その1>


●「平安二段」について(佐藤師範)●

糸東流空手道に伝わる「平安」の<形(かた)>には初段から五段までの5つがある。

そのうちの「平安二段」のみを、廣川先生は凛道空手の相伝目録のうち「亀伝」の「童心之拳」に組み入れられた。
私(佐藤)が入門した1983(昭和58)年頃は、
初心の者でも廣川先生創案の<形>である「止揚拳(しようけん)」
…現在の<形>「止揚(チーヤン)」の原型… 
を習ったのちに「円容拳(えんようけん)」
…現在の<形>「円容の拳(えんようのけん)」(「円臨」と「円旺」の2つがある)…
の原型を習っていた。
特に「円容」については、滞らない気の流れを重視し、その動き自体も奏でられるシンフォニーのように、
ゆるやかな動きから自然なリズムで変化して流れていき、最後にクライマックスを迎える<形>であった。
反面、初心の者にとっては立ち方がおろそかになる嫌いがあった。
為に立ち方をしっかりとするようにと、1983(昭和58)年9月の合宿で初めて私は「平安二段」を教わった。
 成程、『外八字立ち』に始まり、『猫足立ち』『突き足立ち』『前屈立ち』『レの字立ち』、
そして最後に『四股立ち』と、立ち方はバリエーションに富んでいる。
又、一つ一つの動作をきっちりと確認できるスピードで動きが推移していくので、
初心の者にとっても取り組みやすく、立ち方の基礎を築くことが出来る。

以上が、「平安二段」を凛道空手相伝目録に組み入れられた理由だと、私は思っている。


●<形>の順番● 
【構え】
まず最初に『外八字立ち』となり、両手を軽く握って膝の上あたりに持ってきます。
(『六当』の<用意の姿勢>と同様)

【打ち落とし~突】 

右踵を右外へ出ていき<外踵>、右手は右腰へ左手は見えない糸で右手とつながっているように動き、
その後円を描いて体の右側から上へ上げていき、身体の左側に打ち落とします
(このとき同時に足は『猫足立ち』となり、目線も左側に向けます)。
そして後ろの(右)足を左手の指し示す方へ出し、『突き足立ち』となり、右直突きをします。

    進行方向☛ 構え         



【払~打ち落とし~突】 

 次に目線を身体の後方へ動かしていき、右足を後ろへ出して体を180度回転させて『前屈立ち』となり、
右拳で払う(左足は左踵が外へ動き<外踵>、『前屈立ち』の後ろ足となる)や否や、
右足を左足へ寄せてきて『レの字立ち』となりながら、右手で打ち落とします。
そして、右手の指し示す方へ後ろの(左)足を出して『突き足立ち』となり、左直突きをします。

   ☚進行方向



【払~揚受け】
次に、目線を元の<形>の正面の方へ動かしていき、左足を<形>の正面の方向へ出して『前屈立ち』となり、
左拳で払います(右足は右踵が外へ動き<外踵>、『前屈立ち』の後ろ足となります)。
右足を<形>の正面の方向へ出していくと同時に左手を上に上げていき、
右拳が左手首の下あたりを通って前に出て、右足が前の『前屈立ち』となり右拳で揚げ受けを行います。
(揚げ受けは相手の攻撃を受け止めるのではなく、
逆に受け手が相手の上段を攻撃していくように思って突き出すことが肝要です) 

〇一本目
この後、同様にして<形>の正面の方へ左足を出していき、左足が前の『前屈立ち』となり左拳で揚げ受けを行い 
〇二本目
もう一度、今度は右足を出していき右足が前の『前屈立ち』となり右拳で揚げ受けを行います。 
〇三本目

進行方向☛   
           下段払い   一本目   二本目   三本目   



 【払~突】
次に右足の指先を内へ入れていき<内指>ながら、目線を元の<形>の右斜め後方へ動かしていき、
右拳を左腰の方へ動かし、同時に左拳は引き手のまま左乳あたりに上げます。
そして左足を元の<形>の右斜め後方へ出して、両手でイメージのボールをつくってから左拳で払い、
左足が前の『前屈立ち』になります(右足は最初<内指>し、
そのあと<外踵>して『前屈立ち』の後ろ足となります)。
そして左拳で払うや否や、右足を前に出していき右直突きをします。
このとき後ろ足となる左足は右足の方へ寄ってきて『突き足立ち』となります。

次に目線を元の<形>の左斜め後方へ動かしていき、
右足をその方向へ出していき、右足が前の『前屈立ち』となり右拳で払います。
そして右拳で払うや否や、左足を前に出して左直突きをします。
このときも後ろ足となる右足は、左足の方へ寄ってきて『突き足立ち』となります。

     
右斜め後方へ転身       左下段払いから右の突き     左斜め後方に右下段払いから左の突き




●ここまでの分解解説●
【打ち落とし~突】

相手の右拳中段直突きに対して『猫足立ち』になりながら左手で打ち落として右拳で攻撃する。

   ☚進行方向

                                   
【払~打ち落とし~突】
相手の左前蹴りに対して右手で払い『レの字立ち』になりながら、
相手の左拳直突きを打ち落として左拳で攻撃する。

   進行方向☛   



【揚受け】
相手の右拳上段直突きに対して、右足を少し斜め後ろへ出して左手で揚げ受けをする。 

 



少し上から見た写真 

<次回も形「平安二段」を予定しています>




「あおさんブラブラ歩(ある)記」7回目・山ブラ編④(小嶋・記)


◎山ブラ(登山)編  【白馬、唐松(しろうま、からまつ)】

7年前の7月中旬、前回の甲斐駒ヶ岳登頂から1年。
さらに日帰り登山を何回かこなし、今度は北アルプスの女王「白馬」から「唐松」へ3000m級の岩稜縦走。
昔、スキーで白馬(はくば)に行き、今回は登山で白馬(しろうま)へ
・・・登山前に、同じ山なのに呼び方が違うと気付く。ある方から山自体が「しろうま」といい、
そこにあるスキー場の名称が「はくば」だ、と聞いたような気がします。間違っていたらすいません・・・。

金曜の深夜、日付が変わる少し前に自宅を出て高速を乗り継ぎ、早朝5時過ぎに八方バスターミナル付近の駐車場着。
6時半過ぎ発のバスに乗って15分後に猿倉へ。軽い準備運動の後、そのまま登山口から登山を開始し、
約1時間でまず雪の大雪渓の登り口(? といっていいのか)へ辿り着く。
上の方を見ても白くモヤっていて頂上までの高さの見当がつかず、
万年雪の斜面を登り4時間強もかかって、白馬山荘前で休憩をとりました。


登山を開始。足場は濡れている

大雪渓登り口?に到着

白くモヤった雪の斜面を登る


午後1時過ぎに白馬岳頂上(2932m)に到達し、白馬山荘へ戻り1時40分から宿泊する天狗山荘へとひたすら進むのだが、
7月だと少し甘く見てやや薄着装備で家を出発したため、小雨と風が容赦なく体の熱を奪っていく。
白くモヤって視界がいいとは言えず、辺りを見るといつも前を行く相方が
(3000m級の山上付近では前後が逆転することがあり)遥か後方なのか姿は見えない。
少し待ったが体が冷えるので、仕方なく1人で黙々と進んでいき、午後4時40分にようやく天狗山荘へ到着。
寒さと白いモヤの中を一人で歩く不安からの解放感で、「砂漠のオアシスに辿り着いたような」ちょっとした感動でした。


白馬岳の頂上で

天狗山荘のカレーライス

 山荘のベッドです


服にリュック、中身もビショビショ。安堵感と空腹で、山荘に着くなりカレーライスを注文。
カレーライスは、味噌汁を入れるプラスチックの茶碗に入ったポタージュスープとセットで1000円。
明らかに安いレトルトを使ったものだけど、冷えた体に優しかった。
しみじみと有り難みを感じ食べていると、窓の外に山荘へ到着した相方が見えた。

翌日は朝6時半に山荘を出る。
最初、辺りは曇りで視界は悪かったが、段々晴れてきたので目の前に素晴らしいパノラマが現れる。
道中の不帰2峰の北峰・南峰は、標高差約300mの鎖場が連続するなど、なかなか縦走の道は大変。

  不帰2峰の標高差300mの鎖場などがある縦走ルート。晴れてきたので景色はいい


午後10時半に唐松岳の頂上着(2696m)。さらに進みレンガ色の唐松山荘の前で休憩し、
「天狗の大下り」激下りから八方池へ午後0時40分着。
ここから帰る時間の関係で登山を終了し、リフトとゴンドラをトータル約30分乗り継ぎました(白馬の街並みを見ながら)。
午後2時半過ぎに駐車場に辿り着き、京都へ戻る準備をします。


縦走は続く

唐松岳山頂にて

 奥に見えるのは八方池か

    


リフトとゴンドラを乗り継

終点に到着


午後2時50分頃に駐車場を出発し、高速を乗り継ぎ午後10時過ぎ、無事に帰宅。

白馬&唐松を振り返り浮かんでくるのは、天狗山荘に着くまでの寒さと到着まで不安感を抱えながら進んだことと、
その後のレトルトカレーが温かく染みたことですね。


☆次回は薬師岳と白山のレポートを予定。
(続) 

       


<次回予告>
*会員レポート
*凛道実技紹介(平安二段・2回目)
*「あおさんブラブラ歩(ある)記」(第18回)
・・・変更の可能性あり・・・


★次回更新は2022年7月1日の予定です★

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