京都の会だより

2021年7月号
6月30日更新

★道枢葆光庵(どうすうほうこうあん=物部道場)よ、永遠に..

前回このホームページでお知らせした、道枢葆光庵(物部道場)での最後の練功が、5月9日(日)に行われました。

①複数の練功フロアを持ち②交通の便も良く③隣にコインパークがある、
という絶好の条件を備えており、京都の会の行事は勿論のこと、
海外からの来客を宿泊受け入れするなど、京都の会にとって小松原を凌ぐ重要拠点でした。



 


 少し汗ばむ初夏を思わせる中、名残惜しさや惜別の思いを抱き、道枢葆光庵での最終練功が行われました。
今後の「京都の会 日曜練功」は、小松原で行われます。

 

 





***凛道京都の会 お知らせと状況*** 


①佐藤師範の京都巡回指導
「凛道司」佐藤師範が京都に指導に来られる日の予告です。
主に第4日曜(12月と1月は休み)
佐藤師範直々に指導されます。参加できる方は是非参加して下さい。
*ただし緊急事態宣言が再度発生すると中止になります。

◎次回の予定・・・7月25日(日)、8月29日(日)
午前の部・10時から 、午後の部・14時から
◎参加費・・・月会費を収めている会員は無料。
会費を収めてない人は「一律500円」。


②京都の会 各練功会の練功状況  
★各練功会ともコロナの動向と状勢を見ながら練功活動をしています。
◎小松原練功会・・・ 各自間隔を取って、形練習と体操などを行なっています。
◎西京極練功会・・・ 練功を再開しますが、練功の際は入室時に手指消毒、
検温(37.5℃以上の人は練功参加不可)を行ないます。
練功スペースの関係で密を避けるため、新規入会はしばらく停止しています。    


③グループ展「二十八人旅、」のご案内
小西代師範、木下代師範はじめ嵯峨美大凛道OBが数名出展します。


2021年7月19日(月)~25日(日)、三条御幸町南東角の1928ビル2F、同時代ギャラリーにて
(12:00~19:00、最終日は17:00まで)
2006年に6人で始めて、毎年開催している嵯峨美OBによるグループ展です
嵯峨美出身ならジャンルも経験も問わずで毎年参加希望者を募って開催しています。
絵画・立体・写真・陶芸と多岐で見ごたえ十分だと思います。
会場はもちろん、在廊作家もコロナ対策はじゅうぶんに行ってお待ちしてますので、
ぜひアートに触れに来てください。

会場は旧毎日新聞社のレトロビル。地下のカフェも味わい深いですよ。(内装、嵯峨美OBが手がけました)



☆ニューフェイス紹介☆

凛道奈良の会・竹邑さん
先月小松原にて、佐藤師範の巡回指導が行われた際に
奈良の会から竹邑(たけむら)さんが同行されました。

(写真左から2番目)

竹邑さんは他流派の空手を長く修練されたのち、昨年6月頃より凛道を始められました。
熱心に練功されている方です、また皆さん宜しくお願いします。




★塾生レポート(加藤・記)
Vol.9 ワクチン 加藤・記

 世間を騒がす、チャイナの武漢を起源とするコロナウィルス、そのワクチンを打ちました。モデルナ製で、1回目です。

まずは、事実ベースでのお話です。
ワクチン接種後、当日はさほど気になりませんでしたが、翌日は接種部位の左腕が疼痛(ずきずきうずくような痛み)があり、腕を上げると痛みが増しました。
厚労省の統計(※1)では「軽度」の部類になると思います。翌々日では、軽い痛みがあるくらいで気になりませんでした。それ以降は痛みは全くありませんでした。

他の症状は、ワクチン原因かわかりませんが、口内炎が3つと、喉の腫れがありました。
ワクチンの原因かわからないというのは、その前二週間ほど、激務が続き、5時起き、7時出社、20時に会社をでて、就寝は0時頃という生活が続いていたので、その影響が大きいと思うからです。

次に、ワクチン接種論の話です。
やはり、ワクチン打つとなると、賛否両論あり、考えることも多々あります。
しかし、科学的根拠のない「ワクチンを打つと磁力をおびる、5G通信につながる、、、」など奇怪な意見にはびっくりしました。
常識外れも甚だしいです。科学的、医学的な観点から賛否ともに意見を見聞きしました。それでも、真意がわかりません。
現時点での結果は上記の通りです。このワクチン接種議論を通して思ったのは、自分の意見を押し通すために、反対意見をつぶすことです。
正直、正解なんて誰もわからないので、打ちたければ打てばいいし、打ちたなくなかったら打たなければいいだけです。私は打ちたかったので打ちました。

要するに、何を信じて、実行するかです。信じた方を行くのが正解だと思います。全ては信じて大丈夫と思えば大丈夫。

 最後に野口晴哉先生の言葉を紹介したいと思います。

「息を深くし、

気を背骨に通して、

”ウーム大丈夫”の心持たば、

人は生くる道を自ずと歩む也。」  

風声明語

引用

(1)厚生労働省 新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkoujoukyoutyousa.html

 


●凛道実技紹介<第30回>

<六当 (”ろくとう”または”りくとう”)>
今回は左「肘当六当(六当)」の連続写真をご覧頂き、形の分解(用法)解説もします。
形の解説は簡略化しており、細かい解説は前回の当ホームページ3月号でご確認下さい。

●左「六当」●

「用意の姿勢」
 ”外八字立ち”で両手は軽く握って膝の上あたり。用意の姿勢。
「構え」「『六当』『左』に構えて」の合図で、左足を後ろに下げながら両腕で身幅くらいの球をつくり(左腕は下、右腕は上)、
右前屈立ちとなるとき左腕で下段払い。

「用意」の姿勢   「構え」の姿勢


「第一動作」 号令『一』
上体はそのままで左足を前に出していき、左足前の”前屈立ち”となり、左肘を下から上に上げて肘当を行います。

「第二動作」 号令『二』 
左足を後ろへ下げて、胸を縮めて両腕が十字のかたちに交差し”四股立ち”となるとき
胸を開いていき両肘を前後の方向へ突き出します。

「一」     「二」


「第三動作」 号令『三』
左足を前へ右足へ寄せて左手を上、右手を下に持っていき、
左足を横へ出して”四股立ち”となるとき横方向へ左肘当をします。

「第四動作」 号令『四』
上体はそのまま、左肘をそこに置いておく気持ちで左足を前に出し、左前屈立ちとなり、
左胸を開いたかたちから胸を閉じ、左肘を内へ打っていきます。

「三」     「四」


「第五動作」 号令『五』
下半身はそのまま、左胸を開き左肘を一度外へ出してから、内へ横打ちを行います。    

「第六動作」 号令『六』 
最後に下半身はそのまま、左手を頭上に上げ左肘を下へ打ち下ろします。

「五」    「六」 

 「元の用意の姿勢へ」 
左足を後ろへ引き、”外八字立ち”となり両手を軽く握り、元の姿勢に戻ります。

「元の姿勢」

 では分解解説です。右肘当の解説になりますので、左の時は左右逆で練習して下さい。

<第一動作>
相手が左手でこちらの右手首を握ってきたら、右足を前に出していき、
右肘を下から上へ上げて肘当を行います。(この動作で相手の手が外れます)

<第二動作>
相手が右手でこちらの左手首を握ってきたら、右手で相手の右手首を添えて握り、
左足を前へ出しながら左肘を相手へ突き出します。(この攻撃で相手の手が外れます)

第一動作     第二動作 



<第三動作>
相手が右拳で突いてきたら、左足を左斜め前に出しながら左手で流して受け、
右足を相手の方へ出していき右肘で突きます。

<第四動作>
第三動作の分解と同様に、相手の右拳の突きを左手で流し受けたら、
右足を前に出して右胸を張り、そして胸を閉じて右肘を外から内へ入れて打っていきます。

第三動作    第四動作  



<第五動作>
Ⓐ相手が右拳で突いてきたら、左足を少し後ろへ引き”レの字立ち”となり、
右手の横打ちで受け、すぐに右手で裏打ちを行います。
Ⓑ相手が右拳で突いてきたら、左足を少し後ろへ引き左手の横打ちで受け、
右手を相手の右手首に添えて逆を取ります。(ここだけ見やすいよう、左の肘当分解をしています)

第五動作 Ⓐ   Ⓑ 



<第六動作>
相手が体当たりしてきたら右肘で相手の首を打ち、
相手の状態を下へ押さえて右肘を上から下へ落として打ちます。

第六動作 


<次回から立功の予定です>


「あおさんブラブラ歩(ある)記」12回目・中華圏編⑥(小嶋・記)

前回に続き、中華圏第6話です。
テーマを拡げるとかなり膨大になってしまうので、ここでは「カンフーおたく」ネタを主にしております。。



◎東洋の真珠、カンフー映画の聖地・香港(その1)

十代の頃から武打電影(カンフー映画)が好きで、香港には特別な思いがあります。
中国返還直前と数年前に行ったそれぞれの写真を入れてのレポートです。
なお一部、当ホームページ2017年9月号と写真がダブりますが、ご了承ください・・・。 

香港の返還直前は陰りが出ていましたが、まだ香港映画が頑張っていた頃で、香港映画俳優やタレントのグッズ店が何店かありました。
当時はジャッキー・チェンも免税店を出していて、たまにジャッキー本人が店へ顔を出すらしいことを本で見たような気がします。
また「ヤングマスター」「龍拳」「拳精」などのカンフー映画が好きですが、
CGを使わない体を張った生身のアクション映画(死語だ・・・)の中でも「ポリスストーリー」は今でもたまにDVDを見るくらい好きで、
クライマックスの乱闘シーンで撮影されたショッピングモール「永安広場」は2回行きました。
吹き抜けの最上階から1階を見ながら、ジャッキーはよくここを下りて(落ちて)いったなぁと感心します。


当時あったジャッキー・チェン経営の店で

 
「ポリスストーリー」クライマックスの「永安広場」 

 昭和の終盤から平成初期の週刊少年雑誌には、香港直輸入のカンフー雑誌(英語か中国語)やカンフー用品の通販広告がよく出ていて、
中学生の頃からそれを見ては小遣いをはたき雑誌を何冊か買ってました。
そのカンフー雑誌には、販売元「功夫用品公司」の商品広告と住所が出ており、念願の香港へ行けたときに迷わず来店しました。
香港島側の地下鉄「灣仔」駅から徒歩。記憶が曖昧ですが、読んでいたカンフーの雑誌の番地と若干違ってたような気がします・・・。
(香港は賃貸料が高く、いつの間にか店がなくなっていたり、安い場所に移転したりがあるようですが、関係あるのか単なる記憶違いか?)
ビルの入り口から狭くうす暗い階段を上がると、2階の踊り場で椅子に座る荒井注に似た顔の濃いオジサン(管理人!?)がいて、
顔を見るなりワンツーパンチの格好をして指で「6」を指し頷いている。カンフーの店は6階ということのようだ。

 

「功夫用品公司」では狭い店内に商品が陳列され、雑誌類は日本の通販より幾分安かったものの、
唐人服(カンフー服)はコアな仕様などにこだわらなければ、南京町の方がだいぶ安かったです。
数冊の雑誌と、布底カンフー靴などを買って帰りました。
数年前にも香港へ行った時に立ち寄ったのですが、残念ながら定休日でした。

 

街を歩いているとムエタイの看板、太極拳やカンフーの練習などに遭遇することがあります。
九龍公園の鉄柱にはカンフーの絵が描かれてました。
ネットで調べると曜日や時間が合えば(現在は分かりませんが)、カンフーの公開演武をやっていたようです。

  

 





<次号予定>

・各会員レポート 
・凛道実技紹介(立功・第1回)
・あおさんブラブラ歩記(中華編⑦香港その2)
(変更の可能性あり)

★次回の更新は2021年9月1日の予定です★

←BACK HOME NEXT→




※※凛道Tシャツ・プライスダウンで販売中。一枚2000円 → 1500円!

    練功着に普段着にとひっそり活躍しているオリジナルグッズ・凛道T。
  
在庫がすくなくなってまいりました。この機会にぜひ。
   お求めは小松原道場・道枢葆光庵(物部道場)にて。

 色: 白・若竹(若干在庫あり)
桃はSOLD OUT
   サイズ: S・M・L・XL