2016年11月号
11月1日更新
平成26年より2年続けて行なわれた西京極演武会ですが、 |
今年は残念ながら西京極空手演武会は開催できませんが、来年は開催したいです(昨年の写真より)
★健康塾(物部道場)たより
京都市北区で活動する凛塾京都の会・健康塾の現況報告です。
木下代師範、宇都宮さん、ベンジャミンさんのメンバーに、3ヶ月ほど前から入会した新会員の加藤さんが加わりました。
加藤さんは実年齢より若く見える青年です。
皆さん宜しくお願いします。
健康塾での練功の様子 |
物部師範と新会員・加藤さん(左) |
健康塾では現在、横の土地も借りてスペース拡大工事中!
足揉み施術スペースなどを現在拡張建築中の場所にもっていき、
広々とした練功スペースを確保する予定です。
「人数が多少多くなっても対応できるように」とのことです。
また進展があったらホームページでお知らせします。
正面入り口横の現在の足揉み施術スペース |
拡張工事中のスペース(10月23日現在) |
★佐藤師範と共に福知山の知成会道場で稽古(原田・記)
7月31日、小松原で凛塾京都の会と知成会の合同稽古会(9月号で掲載)が行なわれましたが、
実はその前日30日に奈良の会・佐藤師範と原田初段が泊りで、福知山・知成会の稽古に参加しました。
以下は原田初段によるレポートです。
・・・7月31日の知成会との交歓練習会の前日の土曜日に、佐藤師範と共に福知山へ行ってきました。
吉岡宗家の指導のもと、身体操作や意識のあり方を練習してきました。
二人組んでの練習の際、佐藤師範と足立師範が組んで練習されていたのですが、
しばらくしてお二人をみると約束組手でありながら激しい技の応酬となっており、
まさに「糸東流の深化形VS松濤館の純粋化形」のやり取りを見る思いでした。
知成会・吉岡宗家の指導を受ける佐藤師範 |
佐藤師範、原田初段と知成会の門下生の方々 |
今後も福知山遠征の第3弾、第4弾を企画していきますので、ふるってご参加、よろしくお願い申し上げます。(原田初段・記)
*京都の会会員レポート 「鞍馬寺と私」(松尾・記)
私は時々不思議な夢を見ることがあります。
ある日、あまりにもリアルな白い大蛇と大きな百足が夢に出てきた事が切っ掛けで、
大蛇と百足にゆかりのある神社仏閣を調べてみたところ
「鞍馬寺」に辿り着きました。この鞍馬寺は「松尾山(しょうびざん)金剛寿命院」とも言い、
自分の名前と同じ字の山と言う事もあって、これは何かのご縁と鞍馬寺を訪ねました。
現地は山寺ともあって上は木々が覆い、本堂まで石段と地道を歩きながら空気がとても気持ち良く感じられました。
ちょうど本堂前に登り切ったところにやっと関連のあるものを見つけました。
「松尾山鞍馬寺」と彫り込まれた灯籠です。
登ってくる間では見なかったのでおそらくここにしかないのかもしれません。
松尾山と彫られています
本堂前に行くとパワースポットがあり、私も順番に並んでパワー? を頂きました。
本堂を経て貴船の方へ進むとここからは山道に入り、牛若丸が修行したという僧正が谷、奥の院へと続き、貴船へ出られます。
その道中は入り口から本堂への間以上に木々に覆われ、とても気持ちの良い氣が満ちていて下は木の根が蔓延し、
地面には落ち葉が積もってとても気持ちの良い踏み心地で、まさに武術の修行場として大変良い場所に思います。
この鞍馬山には著名な空手家の方も山籠りされていたという事を小嶋会長から聞いていたので納得しました。
今回、私は車を入り口付近の駐車場へ停めていたので、貴船へ向かわずに奥の院で引き返しましたが、
電車やバスで行くと貴船へ降りるコースでちょっとしたハイキングが出来ます。
・・・今回は私の夢と鞍馬寺とのご縁の話ですので、観光スポットなどは触れておりません。
その辺はインターネット等の情報を参考にしていただきたく思います。
パワースポットであり聖なる山、鞍馬ー貴船コース。
希望される方が何人か集まれば、松尾弐段を隊長に!? ハイキングも企画できます。皆さん、パワーをもらいに行ってみませんか!
*お詫びと訂正・・・
東京の会・藤枝代表から前回の月報9月号の記載で、
間違いを指摘されていましたので、ここに訂正いたします。
「12月にムエタイの試合をする」と記載していましたが、
ムエタイは昨年12月すでに試合を行なっており、
今年の12月はフルコンタクト空手の昇段審査で10人組手を控えているとの事でした。
訂正してお詫びいたします。(小嶋)
●凛道実技紹介<第4回>
<手琵琶(てびわ)、逆雲手(ぎゃくうんしゅ)、掬捕(すくいどり)>
形では浪掌3回のあと両掌向かい合わせ(両手の間で物を挟むような)の形から、
右足を左足の方に寄せ左足は踵を先に前に出し、重心を右足に移しながら斜め後方に重心を移します。
手琵琶 形
分解組手では相手の突きが間合いに入ってくるのに合わせ、
前手(掌は上向き)と後手(掌は下向き)の間で相手の突きを柔らかく挟んでいきます。
相手の手を挟んだと同時に相手の突き手に乗っかるようにして、
相手の突き手を後ろに送ります。
あえて自分をアンバランスの状態にして、相手の体でバランスをとり崩します。
次に分解のバリエーションです。
突き手を挟んだとき相手が手を抜こうとしたら、突き手を挟んだまま相手が引こうとする方へ逆らわず同調します。
さらに相手が押し返し引こうとしたら、それに合わせ肩関節を極めていきます。
肩関節をとるコツは関節を極めにいこうとせず、相手の反応に逆らわず調和します。
「押さば引き、引かば押す」という感じです。
もう一つのバリエーションは、途中まで前記のバリエーションと同じですが、
相手が挟まれた突き手を離そうと引くのに合わせ、分相(実技紹介第2回掲載)のような崩し技で倒します。
やはり「押さば引き、引かば押す」ような感じで。
形では手琵琶から逆雲手に移ります。
片手は上から下に、もう片方は外から内に、両手が交互に体の前面で円を描きます。
このとき横に移動しますが足を寄せて移動する際は、両足が接しないようにします。
逆雲手 形
分解では相手の一本目の突きに合わせて手を外から内に円を描き(結果的に受け)、
後は雲手をしていきます。
必ず両手が中心ラインを交互に通るように円を描いて下さい(中心ラインを守る)。
うまく肩関節が捕れれば、関節を決め崩します。
形では雲手3回で横に移動した後、掬捕(すくいどり)になります。
手の形は手琵琶に似ていますが、形では前足は前方に前屈立ちとなります。
掬捕 形
分解としては相手の突きに合わせて前手で円を描いていき、.突き手の肘を固めます。
それぞれに細かい要点があります。より詳しく学ぶためにも、
もし興味を持たれましたら凛道の各練功会で師範の先生に直接学ばれる事をお勧めします。
次回は「掬投」「漕手」の予定です。
<次回予告> (あくまで予定です)
平成29年度京都の会陣容
凛道実技紹介<第5回> 他
※西京極練功会練功予定・・・(訂正アリ)12月4日、18日の予定です
変更があればこの項に随時変更日を訂正掲載します)
★次回の更新は1月1日の予定です★