2016年9月号
8月30日更新
★平成二十八年度 合宿のお知らせ★ 今年は第1土日です、ご注意を! 今年も奈良生駒の「元山上口 千光寺」にて合宿が行なわれます。 ☆場所 :千光寺ユースホステル |
★今年も凛塾と知成会の合同稽古会が行われました
7月31日(日)猛暑の中、小松原にて凛塾京都の会と身体塾知成会の合同稽古会が行なわれました。
凛塾からは京都の会の有段者一同に、健康塾のベンジャミン氏と宇都宮さん、奈良の会から佐藤師範と武田参段が参加。
知成会からは吉岡宗家、足立師範、吉田指導員が来られました。
他派からは沖縄剛柔流武明会の野津代表、意拳・阪田氏も参加。
企画に先立ち、前日から凛塾・佐藤師範と原田初段は福知山に泊まり、知成会の稽古に参加するという気合の入りようでした。
前半は吉岡宗家による身体操作の指導。
昨年参加できなかった小西代師範、ベンジャミンさん、宇都宮さんにとっては
吉岡宗家直伝の指導を受ける貴重な機会でした。
後半は佐藤師範による肘当六当(六当)の形紹介の後、肘当六当を題材に吉岡宗家との意見交換。
今回も充実した企画になりました。
★小松原と奈良の会、練功会の様子
小松原では入江師範、物部師範、木下代師範の指導の下、
水曜と木曜の夕方をメインに皆さん頑張って練功に励んでいます。
注目株は春に入会した期待の新人・大塚君。
俳優・山田孝之の若い頃をマイルドにしたような若者です。皆さんヨロシク!
小松原の練功風景 |
春から入会の大塚君 |
健康塾でも日曜日午前に物部師範による練功と研究が続けられています。
西京極練功会はあと2年半、8月を除き通常は第1と第3の日曜午前が練功日になります。
一方奈良の会では、廣川憲司参段と樋口初段が復帰しています。
廣川参段は凛道宗師・廣川師範の御子息。
仕事で永く横浜など関東にお住まいだったため、御無沙汰の復帰になりました
(ただこの期間は抜刀術を深く学ばれ、昨年所属された会派の全国大会で優勝! されたそうです)
奈良に戻ってこられたのを機に凛塾へ復帰しました。
永く凛道から離れていたので、ということで現在は白帯で練功されています。
そしてもう一人、キュートな女拳士・樋口初段は中学時代に凛道を学んでいましたが、
その後しばらく練功には来ていませんでした。
社会人になった今、あらためて復帰し練功に励んでいます。
佐藤師範指導の下、廣川参段の形練習 |
衛藤塾長指導の下で熱心に励む樋口初段 |
では簡単に凛塾の重鎮、廣川参段をご紹介します。
廣川憲司 参段 |
★凛塾東京の会「レジェンド」藤枝代表と11年ぶり再会(小嶋・記) 盆休暇を利用して千葉の旧友に会いに行ったおり東京に立ち寄り、
藤枝さんのブログをご紹介します。 「◎◎◎への道」 s.ameblo.jp/ayu-mon-ayum また、試合に向けた藤枝さんの様子を、セコンドに就かれた方のブログに掲載しているそうです。 「それぞれの挑戦ームエタイの試合に臨む」 nozawa.fullcom.jp |
●凛道実技紹介<第3回>
<亮翅(りょうし)、亮翅扇(りょうしせん)、浪掌(ろうしょう)>
形では分相を3回行なった後、方向転換して亮翅に移ります。
亮翅は肩を前後に動かし左右の手を振り、入れ替える動きになります。
初級の分解組手は、相手の右突きに対しては左手を、左突きに対しては右手を上げて準備します。
慣れてくれば最初は両手を下げた自然体で。
相手の突きが自分のエリア内に入ってきた時にスッと手が上がり待ち構えます(合気)。
後は相手の突きに対して膝のバネも使いながら、両手を振っていきます。
力を抜いて手の振り下ろしを連続して続ければ、連突きにも合わせられます。
分解組手の際に両手の軌道は、相手の突きをマトモに食わないよう出来るだけ自分の中心線を通るようにして下さい。
亮翅 形 組手
次に亮翅から亮翅扇(亮冠)になります。
掌を外側にかえして横一線になるように両手を伸ばした形になり
(分解では相手の突きを流す動きになります)体重移動で反対の手が振り下ろされます。
この振り下ろす動作は凛道気功・体操の「立功」にある「虎」の動きと同じです。
亮翅扇 形
相手の一本目の突きに対し上から下へ切っていき、
二本目の突きに対し同じ手で相手の突きの軌道を邪魔しないよう誘導するように(流していくように)しながら、
突きに触れた手と反対の足を踵から相手の中心線に進め、相手に入っていき投げます。
投げようとして突きを掴みにいかず、(写真では柔道の大腰の様な投げにいった形ですが)
相手の突きの軌道を(違和感を与えないよう)透かすように誘導し投げていくのが理想です。
組手
亮翅扇(亮冠)から浪掌にすすみます。
猫足立ちから前屈立ちに移る際に、前の手は上から下へ顔の前を通り、
後ろの手は下から上へとそれぞれ外から内に円を描き(この動きは「逆雲手」と同じです)、
相手に向けて前の手は中段へ、後ろの手は上段へ(掌底を)もっていきます。
浪掌
分解では、前の手は上から後ろの手は下から円を描き、円の軌道で前の手が一本目の突きを受けます。
二本目の突きに対し前足の体重移動から、前の手は相手の中段突きを受け 後ろの手で相手を攻撃します。
普段の練習では安全のため、写真のように後ろの手で相手の肩を押しています。
二本目の突きに合わせて目を突きにいっても構いません。
あと、攻撃の前に後ろの手は鎌首を立てて、相手の顔に狙いを定めるようにします
(左から2枚目の写真。攻撃の準備)
二本目の突きを受けに行くときの前足股関節の壁と上体の形など、
他にも多くの要点がありますが(浪掌だけでなく他の技法も)、
他派の技法と同じく写真と簡単な文では十分伝わらないと思います。
機会があれば直接師範の先生に学ばれることをお勧めします。
次回は「手琵琶」「逆雲手」「掬い取り」の予定です
おまけ「西京極・小嶋宅で超ディープな研究会」(小嶋・記)
8月28日(日)に野津代表(武明会)発案で、原田さん(凛塾奈良の会)・足立師範(知成会)・野津代表(沖縄剛柔流武明会)と僕の4名で濃い親睦会(研究会)を実施。
当初会場は小松原を予定してましたが、別件で小松原使用との事で我が家(西京極練功場)になりました。
以前から足立先生の「間」の使い方に興味があり、全空連式や硬式空手の競技に生かせたらと思い、今回のテーマとしてお願いしました。
1回でマスターできるような簡単なものではありませんが、今回学んだことを今後に生かせれば、と思います。
*西京極練功会練功予定・・・ 9月は4日、18日。第1、第3日曜午前です。
10月の練功は都合によりお休みします。連絡が遅くなって申し訳ありません!
西京極では、初歩的な経絡経穴や東洋医学系の話もします
<次回予告> あくまで予定です
第3回 西京極空手演武会について(決行の場合、日程発表)
「鞍馬寺」をテーマにした 松尾弐段レポート(予定)
凛道技法紹介(第4回) 他
★次回の更新は11月1日の予定です★