万法帰一 ~ばんぽうきいつ~
|
冊子「凛学」は凛道宗師 廣川 弘先生の思想の集大成、
物理学、心理・哲学、易學・・・
多方面からものごとの「法」を導きだした、
師の「気」が込められた渾身の書です。
その内容の奥深さ、豊富さ、はとても一口で語れるものでは
ありませんが、一部抜粋し紹介します。
法を証得するは自分自身である。
すべてを捨象して兵法的信の基本的構造を抽象すれば 詮ずるところ、法を一向にして不動なる 私自身があるばかりである。 |
・万法帰一の拳、理は業の中にあるこそ寔の理、理業ふたつのものにてはなし。
・拳は心也。技は心と体の接続の用也。技正しからざれば体は心を剋し、心は道を誤る。
・志は気の帥也。気は体の充也。
・行われざるは道にあらざる也。功変じて妙となり、心変じて妙となる、今日修行の内にあり。
・三教指帰。顕密具有。温故創新。
・歴史的尺度の永遠の価値を重視する心法から、世間的尺度の非情の攻撃にもめげず
身を護る兵法まで、その両極において尚共通する哲人の理法、即ち易学をもって
命を知り、護り、育て、磨き、輝かせる。
凛学は、そんな命を使う(使命を果す) 学でありたい。(成功と運〜易学的考察〜)
・仙道の秘法小周天は意識によるホルモン系自律的諸機能のコントロールである。(三焦論)
・真に武を修むとは、気を以て我が心・技・体一致の勢を悟り、滑脱の境を体して寂然となし、
心定まることである。(高士の拳)
・成熟が必然にもつ一切の喪失への方向を、たぐいまれなる獲得として結晶していく・・滅び支度。
・内に誠あれば外に形る。心を用うること鏡のごとし。
・進むべきを知って進むは時を失はざらん為なり。
退くべきを見て退くは後を全うせんが為なり。 (凛道戒弟子考)
参考(抄):易経
黄帝内経
士道生死観
J.L.ホイットン
ルドルフ・シュタイナー
ユング
菜根譚
四十二章経
各流兵法・柔術家伝書
他