2016年5月号
5月1日更新
★第12回小松原演武祭、5月22日(日)開催!
今年も小松原演武祭が近づいてきました。
京都の会の会員が今取り組んでいる練功を、会員の前で披露する場です。
内輪の発表会という感が強いですが、友好的な方の見学や飛び入り演武は大歓迎!
もし興味をお持ちの方は、是非覗きにいらして下さい。
場所:小松原道場(場所は当ホームページの練功場案内でご確認下さい) |
昨年の小松原演武祭より
★メリー代師範&牛初段補の送別会レポート
京都の会で練功をしていたメリー代師範と牛(ニィウ)初段補がそれぞれ帰国されるため、
3月13日(日)に小松原でW送別会が行なわれました。
牛初段補は久々に大きくなった愛息・存誠くんと揃って登場。
賑やかに行われました |
メリー代師範に餞別品が贈られる |
牛初段補と存誠くんにも餞別品 |
参加者全員の寄せ書きを手に |
送別会の前に佐藤師範の練習会が行なわれ、送別会は午後3時より始まりました。
参加者一同からの餞別品が木下代師範より、メリー代師範と牛初段補&存誠くんに贈られました。
また個人的に、小松原の伊藤さんや田中さん、他の方からも餞別品が贈られました。
送別会参加の皆さんとメリー代師範、牛初段補を交えた集合写真 |
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遅れてきた松尾初段とメリー代師範夫婦 |
〆は恒例、佐藤師範の演武 |
会の締めは、すっかり恒例となった佐藤師範の演武で終了。
メリー代師範は、ご主人が京都に単身赴任で残られるので、
6月と12月頃に1週間程戻ってきてくれるそうです。
お二人ともお元気で。See you again &一路平安、再会!
★ユキチ師範来日、京都と奈良の練功に参加
スロベニアのジャーナリストであり、空手道場主ユキチ(本名VELIMIR Veijko JUIC)師範が
高弟のKamil FRAS六段と共に4月8日(金)来日。
小松原に宿泊し、9日(土)は英語が堪能な黒田初段が同行しての京都観光と小松原での練功。
10日(日)は小松原で、11日(月)は奈良の会でそれぞれ練功し、12日(火)離日 ・・・
と、ハードで濃厚な期間を過ごされました。
下の写真は10日(日)小松原での練功風景です。
黒田初段を通訳に、西口主席師範がユキチ師範、FRAS六段に直接指導
武田参段と共に円容臨を練習する |
練功後に入江師範、小嶋参段を交え会食 |
ユキチ師範は競技空手に選手を送り込むなどされていますが、
自身と高弟は別個に凛道を練功・研究されているそうです。
また今号より凛道の実技紹介の掲載が始まるのに伴い、
ユキチ師範より「英語版も出来ないだろうか」との意見がありました。
★「現在進行形ファイター」原田初段補、奈良の会に移籍!
4月3日(日)、西京極練功会の小嶋参段、松尾初段、原田初段補が揃って奈良の会に練功参加しました。
小嶋参段と原田初段補は時々奈良へ行くものの、松尾初段は今回が初めて。
また小嶋参段が夜間学校に通うため、西京極の練功が隔週日曜のみになるのに伴い、家から近いということもあって、
4月より原田初段補が奈良の会所属となりました。
京都の会の対外活動を活性化してのけた立役者・原田初段補。
元々指導スタッフの地盤がしっかりしている奈良の会でも、何かやってくれることでしょう。
奈良の会で西口主席師範の指導を受ける原田初段補(右端) |
いつものタオルを手に笑顔でポーズ (精華町のむくのき体育館で) |
★練功会レポート「健康塾」(木下代師範・記)
今年の3月、長年熱心にされていたカナダ出身の方が仕事で国へ帰られてから早くも1ヶ月が経ち、
道場内の雰囲気はやはり変わりました。
存在の大きさをしみじみ感じつつ、それでも居ないことに対して少しずつ慣れていくのだろうなぁと、
時々ふとした時に思います。
今年に入り京都凛塾では、新たに入塾された方も数名いて新たな風がふきました。
4月24日は、奈良の佐藤先生をお招きして、それぞれが日頃取り組んでいる型を指導をしていただきました。
参加者は合計4名でしたが、少人数ならではの細かいところまで指導していただき、
今回も新たな発見があり、有意義な会でした。
写真は、佐藤先生が来てる時の様子です。
凛道実技紹介<第1回目>
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当ホームページは京都の会を中心に活動報告を掲載してきましたが、
最近では他流派との交流や対外活動が増えてきたため、部外の方も当ホームページを多数検索されています。
しかし活動報告のみの内容では凛道の技法等の実態が見えないため、部外の方に凛道の誤った姿をイメージされる恐れもあります。
そこで今回から活動の報告だけではなく、凛道司(つかさ)の佐藤師範をはじめ師範の先生方にご意見を伺いながら、
実技の一部を紹介していくコーナーを新設しました。
直接指導を受けず連続写真と簡単な解説だけでは、
書店に並ぶ入門書や通信教育のテキストと同じで、理解してもらうには限界があります。
それでも多くの方々に凛道の触りだけでも感じていただけたら、
また奈良や京都の練功会に通うことが困難な他府県や
海外にいる凛塾の会員に少しは参考になればと考え公開することにしました。
もし毎回ご覧になって興味を持たれたり、実際に習ってみないと分からないなと思われたら、
やはり直接習うのが一番いいので、ぜひ凛塾の各練功会にいらして下さい。
最初に取り上げるのは、凛道の核でもあり合宿や合同練習でよく採用される
「円容」の形と分解を数十回の予定で連載します。
~ 形「円容」とは ~
糸東流空手の開祖・摩文仁賢和師範の晩年の弟子であられた凛道宗師・廣川弘師範が
摩文仁賢和師範の晩年の動きや60近くある糸東流の形のエッセンスを凝縮した形として創作されたのが「円容拳」です
(のちに「円容之拳」、そして現在の「円容臨(円臨)と円容旺(円旺)」になりました)、
円容拳誕生の経緯は京都の会顧問相談役・入江師範が「廣川先生との思い出」で詳しく語られていますので、
そちらをクリックしてご覧下さい。(トップページよりリンク)
<以下はまだ円容拳と呼ばれていた頃、宗師より会員に配布された資料より転載>
・太極拳(内家拳法)、少林拳(外家拳法)に代表される中国古流拳法と空手道の円容の動きを組み合わせ、
自然の理から生ずる統一力と円容の変化を練成する。
・合気、導引、精気神、軽重浮沈解。
・柔拳、内功、動中の静
・揚冠弄分(「ようかんろうぶん」・ふりがなは編者追記)、動静の中心と虚実。
・心法では円満、和合、ゆとり
形「円容臨(円臨)」より<径手(けいしゅ)>
形は起勢から始まります。
起勢は日常功の「蘇(気)」から「方」のように行ないます。
次に猫足立ちとなり、胸の開閉で両手が突きと受けを同時に行ない元に戻ります。これを左右1回ずつ行います。
・起勢
・径手
凛塾の分解組手は自然体で立った姿勢から始めます。
まず敵の一本目の突きに対し、我は合気をしながら「盗み足」を行なう。次に我は盗み足の方に体重を移し横受け。
そして敵の二本目の突きに対して胸の開閉を合わせる(結果的に敵の突きを受けながら拳で反撃を同時に行なっている)。
・準備
・径手
「盗み足」は敵に気付かれぬ様にさりげなく行ない、胸の開閉は力が入っていては遅くぎこちなくなるため、
リラックスして瞬時の呼吸に合わせ胸骨の動きを利用します。
・・・次回は「蓄劲&分相」「蓄劲&裏打ち」の予定です。
★おまけ1「原田初段補、激闘録」”鳥”の巻
小松原で前記のW送別会が行なわれた3月13日(日)、
京都府精華町むくのき体育館で行なわれた「精華町武道祭」に原田初段補が出場。
この大会はユニークで、精華町の空手と剣道が同じ会場でそれぞれ試合を行なう交流コラボ企画になっていました。
昼休憩後に空手と剣道が互いに交代で、手ほどき練習の体験をするコーナーもありました。
試合の方は、原田初段補が形と組手の両試合ともに出場。
まず形試合は1回戦は不戦勝、2回戦は「慈恩」、3回戦は奈良の練功会で指導を受け始めた「十八」で挑みました。
組手試合は準決勝まで進んだものの、準決勝と3位決定戦に敗れ4位。
「4位では賞状もトロフィーも無しです(本人・談)」と残念そうでした。次回の挑戦に期待!
まずは松濤館流の形「慈恩」で |
いま練習中の「十八(セーパイ)」で |
★「ドラゴン怒りの鉄拳」の両雄並び立つ(小嶋・記)
4月17日(日)、映画「ドラゴン怒りの鉄拳」で悪の大ボス鈴木を演じた橋本力さんが、
同映画で共演された勝村淳さんがマスターをされている大阪淡路の「うたまくら」に来店されるという情報をキャッチ。
以前から「今度行く時は呼んでください」と言っていた、ブルース・リーファンの巍桜流拳法・楊弐段を誘い、行って来ました。
映画でブルース・リーと闘ったレジェンド、橋本さん&勝村さんにお会いできて、楊さん共々感激でした。
楊弐段、感激で緊張してました
追記・・・ 3月27日(日)、第30回西日本硬式空手道選手権大会にて、
上記の楊弐段が、一般有段の部で準優勝しました。おめでとうございます。
<西京極練功会の練功予定>
5月は1日(日)、16日(日)。 6月は5日(日)、12日(日)
どの日も午前10時~午前11時半の予定です。
<次回予告>
*第11回 小松原演武祭レポート&今回の昇段者コメント
*凛道実技紹介(第2回目)
・・・以上、あくまで予定です。変更・追加があるかもしれません
そして、最後に蛇足ながら・・・・
★次回の更新は7月1日の予定です★