京都の会だより

2015年3月号
3月1日更新


★凛塾京都の会の新年会で出された話題、提案など・・・。

1月11日(日)に小松原で行なわれた新年会の席上で、27年度の活動についての話題がいくつか出ていました。
その中から何点かピックアップしてみます。

@物部師範より新年会の席で、毎年恒例「小松原演武祭」の開催日が宣告されました。

    5月31日(日) PM2:00開始予定(PM4:00頃までの予定)

京都の会での小松原演武祭の位置付けは、1年間の練功成果を披露する身内の発表会にあたり、
「今取り組んでいる事を披露する場」になります。

まだまだ人前で見せられないとか、覚えたてでもOK!
とにかく仲間内の前で演武して意見をもらいます。
また、原田初段補コネクションから今年もゲスト演武が予定されています。お楽しみに!
(まだ現時点でゲスト演武者は発表されていません)

   



A「今すぐということではないです。入江先生と物部先生に小松原で、
京都の会の<帯研>に当たる様なものをやっていただくというのはどうでしょうか」と、
原田初段補から提案がありました。
「一度、両師範が今まで学ばれた事を整理する意味でも有意義であるし、
我々としても得るものが大きいと思います」というような意見でした。

入江・物部両師範からは即座の返答はなかったのですが、今後の展開に注目です。

  
小松原で指導される入江師範(右端
  
同じく小松原で指導される物部師範

注・・・<帯研>とは黒帯研究会の略で、フルコンタクト系やその他の流派で
一般の門下生とは別に黒帯と黒帯に準ずる門下生だけを集めて、
高度な
技術を学んだり特別稽古等を行なうクラスの事を指します。




B昨年末に正守和道塾との共催で行なわれた「西京極空手演武会(当HP本年度1号掲載)」を、
今年から西京極練功会の単独主催で、時期についても演武者が参加しや
すいように、
慌しい年末を外して行なう計画を立てています。
それに伴い、京都の会の「こういう面もあるんだ」という紹介で、
小松原の気功クラス
の皆さんにも是非参加いただきたいとの意見も出ていました。
京都の会での西京極空手演武会の位置付けは、他派との交流発表会として
「各々
が出来るだけいい状態のものを演武披露する場」となります。


昨年末に行なわれた「西京極空手演武会」の集合写真




★凛道コラム「凛道杖術(ステッキ術)」

 中国武術では拳術と刀や槍などの器械(武器)は密接に関係しており、
器械を使用する体の使い方が拳術と同じなので、器械を練習することで軌道修正やフォームを矯正できたりします。
つまり拳術が上手ければ器械も同じように上手いという理屈です。
また昔の武将が大きな太刀を振り回し稽古していたのも、戦場でその刀を使うとか体の操作練習のためだけでなく、
重い太刀で稽古することでウエイト・トレーニングとは違う筋力や体幹からの発力を養っていたんだと思います。

空手の場合「棒の手」とも言われるように棒術がまず浮かびます。
他にもトンファーやサイ、ヌンチャク等を稽古していますが、凛道では杖(ステッキ)術が伝承されています。
昭和時代に凛塾の合宿で凛道杖術が公開された際、植山師範(当時)と現・凛道の西口主席師範による杖術組演武写真のプリント資料が発行されました。
このプリントが永い時を経て、2年前の合宿で復刻配布されました。凛道でも杖術の操作法や体の使い方は、徒手(素手)とリンクしているように思います。
現在でも凛道の本場・奈良の会で脈々と保存伝承されています。興味がある方は奈良の会で学習またはお尋ね下さい。

「杖」は「じょう」ではなく、年配の方が普通に使用する「つえ」「ステッキ」を使います。
おそらく棒やヌンチャクより、普段から携帯しても武器所持にはみられないので採用されたのではないでしょうか。
そういえば著名な達人の拳法老師も、普段から護身用にステッキを持ち歩いておられたというエピソードは有名です。

 
 凛道杖術に使用されるステッキと、組演武復刻プリント






 ★オマケ1「枚方市の空手大会観戦」(小嶋・記)

1月18日(日)に枚方の渚体育館で「枚方市スポーツ少年団 支部長杯空手道大会」が開催されました。
この大会の運営に携われている隆明館・富田館長と野下師範、黎明館・高橋館長、審判員の沖縄剛柔流武明会・野津代表など、
年末の西京極空手演武会にわざわざ御参加いただいた方々に御礼と年初のご挨拶を、
またこの大会には形・組手とも原田さん(西京極練功会)が出場しているので、観戦も兼ねて行ってきました。


  
武明会・野津代表(左)と原田さん

原田さん、試合を熱心に観戦中

富田館長と野下師範は審判と進行でお忙しいので御挨拶もそこそこに。
試合の合間をみて高橋館長、野津代表と話をしたり、
原田さんからは来場されていた師範の先生方を紹介してもらい挨拶を交わしました。
ひょっこり観戦に行ったにも関わらず、富田館長はじめ大会を運営されておられる先生方に大変よくしていただいた上、
役員席へ案内していただき誠に有難うございました。
模範演武では富田館長の隆明館所属、中学生の全国大会京都代表選手・小久保麗(うらら)さんの演武
「チャタンヤラ・クーシャンクー」を拝見しました。


見事な演武を披露した京都代表・
小久保麗選手(左から2人目)を交えて
 

左から隆明館精華町支部長・小久保参段、
隆明館の富田館長、私・小嶋、黎明館の高橋館長

 

★オマケ2「春季京都徒手武道交流会参加」

京都松ヶ崎のこども体育館で2月14日(土)に「春季徒手武道交流会」が行なわれました。
年末の西京極空手演武会に参加いただいた形意和真流・武学館(藤原館長)主催です。
四国高松の武学館からも数名が参加して、前回よりも賑やかでした。
西京極練功会からは小嶋参段と原田初段補が参加。それでは以下、原田初段補の参加コメントです。


 ・・・小嶋さんと共に徒手武道交流会に参加してきました。
「交流」の名の通り、勝った負けたを競うのではなく「腕試し」と「楽しく」がコンセプトの面白い大会です。

強豪、キャリアの短い方、ブランクがある方.etc、バラエティに富んだ人々が時に楽しく、時に真剣に闘ってました。
私としては自分の立ち位置の確認と、稽古への活力として参加しています。

今回出場された方で当ホームページをご覧の皆さん、次回も宜しくお願いします!!
                                 (原田・記) 


今回参加の原田初段補と小嶋参段
    
試合前にアップを兼ねて少年部の相手をする

        


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★次回の更新は5月1日の予定です★

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