京都の会・交流記   ”この人”




其の参

吉岡康博・宗家、足立光将・師範(身体塾 知成会)

原田(日本凛塾西京極練功会)・記


この度ご紹介いたしますのは、福知山市の身体塾知成会宗家・吉岡康博先生、並びに師範・足立光将先生です



知成会宗師
吉岡師範

知成会
足立師範


私は「U田塾」(差し障りがあるといけないので、仮称にしています)という空手道場に所属していた頃の事、
ある時から道場の昇段級審査や寒稽古等の行事に参加される先輩がいました。
その先輩は塾長の友達らしいとか、塾長とは大学の同期とか、近々福知山に支部を出すらしい・・・ など、
色んな話が飛び交っていましたが、誰一人として詳しく知る人はいませんでした。

ある時その先輩に「ちょっと押してみて」とか「ここを持ってもらえへんかな」等と声をかけられ、
私は言われるまま体を押したり腕を掴んだりしましたが、押せど動かず掴んでもびくともせず、
反対に私が押され引っ繰り返され、ついには押さえ込まれてしまいました。

当時の私は武術的な身体の使い方に興味を持っていていたので『これは何かある』と思い
それまで”先輩”と呼んでいたその方に、「”先生”の支部道場に練習に行ってもいいですか!?」
とお願いしました。

この方こそが足立光将師範でした。 

 ある日、足立師範から「僕の先生が講習会を開くんやけど、原田クン、来ないか?」
と、お誘いをいただきました。そこでお会いしたのが、吉岡康博宗家です。
初対面の印象は、小柄な感じの中に何とも言えない迫力、それでいてどこか柔らかな雰囲気を持っておられました。
それからは当初は出稽古として、その後は正式の入門して稽古を始めました。
自宅から車で2時間の道程を勇んで道場に向かい、
2時間かけて「何でかなぁ?」と首をひねりながら帰るのが常となりました。
吉岡宗家からは、「居着かずに止まること」と「武術体の完成」を指導していただいています。
なかなか理解できず、これでいいのかと思いながら稽古する私に、
宗家は少しでも分かりやすいよう「これはこう!」と感覚を伝えてくださいます。

あれから10年近くの歳月がたちました。
知成会の末席に身を置かせていただいていますが、先生方には、「不肖の弟子」の私を導いてくださっています。
最近は仕事の都合上、以前のように福知山へ行って稽古を、という訳にはいかなくなりましたが、
この度、凛塾との交流稽古会を企画するにあたり、両会派のパイプ役を担えた事を大変光栄に思う次第です。







福知山の知成会道場で

小松原に来られた知成会の皆さんと


   <足立師範のプロフィール>
*京都産業大学空手部OB
*松濤館流空手参段
*防具空手や全空連形式の大会で優勝や入賞し活躍
*身体塾知成会 中伝、師範
*福知山にて知成会護身体術を指導



※吉岡宗家にプロフィールをお尋ねしたところ、特に申告はないとのことでした。





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